Classici giapponesi con furigana
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ようかいはかせ
妖怪博士/青銅の魔人
江戸川 乱歩
Leggi 妖怪博士/青銅の魔人 (ようかいはかせ) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 212.920 caratteri · 421 schermate
それが大野敏夫君だったのです。殿村はますますとくいでした。
「おれの知恵はどんなもんだ。」といわぬばかりに、例の黄色の歯をむきだして、ゲラゲラ笑いながら、まるで幼い子どもが、おもちゃをこわしでもするように、残りの二つの石膏像も、見るまにたたきこわしてしまいました。
その二つの像の中に、斎藤、上村の二少年がかくされていたことも、殿村の想像どおりでした。このようにして、せむし探偵は、なんの苦もなく四人の少年を発見してしまったのです。
少年たちはみな、べつにけがをしているようすもなく、さるぐつわとなわをといてやると、元気に立ちあがって、四人が一かたまりに寄りそって、おたがいの無事を喜びあい、そこにいる三人のおとなたちに、口々にお礼をいうのでした。
中村係長と相川技師長とは、少しまえまでは、せむし探偵を、なんだか大ぼら吹きのように感じていたのですが、いま目の前に、このふしぎを見せつけられては、殿村のすばらしい腕まえを、認めないわけにはいきませんでした。化けものみたいなみにくい姿はしているけれど、なるほど、この男は名探偵にちがいないと、心から感心しないではいられませんでした。