Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ようかいげんだん

妖怪玄談

井上 円了

Leggi 妖怪玄談 (ようかいげんだん) di 井上 円了 (いのうええんりょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 29.869 caratteri · 59 schermate

Aozora Bunko

第四一節

これ、コックリと同一の道理に基づき、予期意向より生ずるものなり。ゆえに、コックリの作用を試みんと欲せば、棒寄せについて実験を施すも不可なることなし。余、かつて数人に命じて棒寄せを試みたるに、やはり婦人、子供のごとき、信仰心を起こしやすきものにその結果を現じ、知力に長じ虚心平気のものには、その効験を示さざることを知れり。

第四一節

さらに一例を挙げて予期意向の影響を示すに、例えば、かすかに一声を聞きてその声判然せざるとき、これを人語なりと予期して聞けば人語となりて聞こえ、これを禽音なりと予期して聞けば禽音となりて聞こえ、これを水声なりと予期して聞けば水声となりて聞こゆるものなり。鶯声を聞きて「法華経となく」と思えば「法華経」となりて聞こえ、鵑声を聞きて「不如帰去となく」と思えば「不如帰去」となりて聞こゆるものなり。また、夜中形色の判然せざるものに接すれば、あるいは人のごとく見え、あるいは鬼神のごとく、あるいは幽霊のごとく見えて、わが心に予期するところ異なれば、その形また異なるものなり。俗にいう「足の音に騙される」「風の音に騙される」等は、みなこれと同一理なり。