Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
Leggi 新書太閤記 (しんしょたいこうき) di 吉川 英治 (よしかわえいじ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 180.256 caratteri · 361 schermate
人数を進めて行くと、なるほど、嬰児の声などもヒイヒイ聞える。村民たちは、家財や家畜や、病人などを担って、逃げて来たところへ、さらに、
「蜂須賀村の人数」
と聞いたので、ふるえ上がっていたが、小六の腹心青山新七が行って、
「おれ達は、掠奪に来たのではない。一族の渡辺天蔵とその手下どもを誅罰に参ったのだ」
と、諭すと、ようやく鎮まって、口々に、天蔵の暴悪を怨んで訴えた。
彼らの泣訴するところを聞くと、天蔵の悪事は、茶わん屋へ夜盗にはいっただけの一事には止まらない。国主へ年貢を納めるほかに、私に法を立てて、村民から田や畑の「守護銭」と称して、二重の税を取ったり、池や川の堰を、自分の手に奪っておいて、「水銭」を取ったりしていた。そして、不平を鳴らす者があれば、手下をやって、田や畑を荒してしまう。
もし、領主へ密告すれば、その一家をみなごろしにすると脅していた。国主は、戦備と戦争に追われているので、年貢の取立てには見廻っても、平常の治安にまでは手がまわらない。
天蔵の一味は、よいことにして、博奕場を開いたり、神社の境内で、牛や鶏を屠殺して喰ったりしていたらしい。