Classici giapponesi con furigana
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しょうわゆうげきたい
昭和遊撃隊
平田 晋策
Leggi 昭和遊撃隊 (しょうわゆうげきたい) di 平田 晋策 (ひらたしんさく) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 102.452 caratteri · 208 schermate
この『一心』は悪い『一心』かもしれない。悪魔の心かもしれない。しかし、僕も白人だ。東洋人に負けたくはない。ああ、天国にいらっしゃるお母さま。どうか、お父さまをおまもり下さい。
――ああ、僕たちは、たとえ全滅してしまってもいいから、一度日本を征服したいなあ。東京が焼けるのを見てから死にたいなあ。……
ああ紅玉島を出るまでは、父フーラー博士の復讐心をのろい、東洋人に同情の心を持っていたアーサー少年が、『海賊の歌』を聞き、博士の決心を知ると、いつのまにか、日本をのろい、東洋をのろう心になってきたのである。
……海こそ彼の故郷なれ
故郷の墓にねむれ
海賊の子よ……
……そうだ。僕たち白人は海賊の子だ。昔のイスパニヤでもオランダでも、英国でも、米国でも、みな海賊が先頭に立って、領土をひろげたのだ。そうだ。僕の体の中には、祖先の海賊の血が流れているのだ。僕はもっともっと勇敢にならないといけない。心を鬼のように強くして、日本人をやっつけてやろう。……
アーサー少年は、小さい鷹のような眼を光らせて、ぐっと西の空をにらんだ。
「おい、アーサー、戦になっても、卑怯な真似はするなよ。