Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

ちえのいちたろう

智恵の一太郎

江戸川 乱歩

Leggi 智恵の一太郎 (ちえのいちたろう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.

N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 67.333 caratteri · 134 schermate

Aozora Bunko

探偵のやり方にはいろいろあるが、もし雪がつもっていれば、その雪の上の足あとというものも、けっして見のがすことのできない、大切な手がかりなんだよ。

それについてね、僕はふと思いだしたんだが、君たちの智恵をためすのに実にいいものがあるんだ。こちらへ来てごらん」

高橋さんはそういって、自分の家の板塀のまがり角まで歩いて行き、そこのせまい横町をのぞきこみました。

「ごらん、この横町はめったに人の通らないところだ。だから雪はゆうべつもったまま、少しもとけていない。まるで白い布をしきつめたようだ。ところが、ここにただ一つ、こちらから人の歩いて行った足あとがある。靴じゃない、つまさきのところが二つにわれた足あとだから、足袋か、指のわれた靴下をはいて、はだしで通ったのにちがいない。ね、わかるだろう。この足あとをふまないようにして、ずーっとあとをつけて行ってごらん。実に不思議なことがおこるんだから」

四人の少年はいわれるままに、塀ぎわを歩いて、そのせまい横町へ入って行きましたが、十メートルも行ったかと思うと、先に立っていた北川少年が、「おや」とびっくりしたような声を立てました。