Classici giapponesi con furigana
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しょくぶつき
植物記
牧野 富太郎
Leggi 植物記 (しょくぶつき) di 牧野 富太郎 (まきのとみたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 165.848 caratteri · 327 schermate
搗栗はシバ栗の実を日に干し臼で搗て殻と渋皮とを去った中身である。カチグリのカチは搗くことであるが、そのカチの音が勝に通うのでこれを勝栗と利かせ、戦争や勝負ごとなどに勝つとして縁起を祝うたものである。
柿はその実の干したものすなわち串柿などを用いるが、これは丁度この時節に用うるに都合がよいからであろう。しかしまたカキは万物を掻き取るの義として祝の一にしたものといわれる。
蜜柑は昔のタチバナであって、これに橘の字があててある。タチバナは百果の長で古い歴史を持った由緒ある良果であればこれを祝嘉のものとしてあるのである。
榧はどういう理由で正月に用うるかよくわからぬが、この実は十二指腸虫を退治することの出来る特効がある。かつ油を含んだ木の実でもあれば人体の養いになり、従って息災延命の幸いも得べければ嘉品として用うることになったであろう。
〔補〕前文にあるナノリソはまたナノリソモともいいこれは吉名で漢字では莫告藻と書く。すなわち告げてはならぬ藻という意である。それには故事があってその中に波摩毛、すなわちハマモの名が見え、これは浜藻でそれは海藻のホダワラであろうとの事である。