Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ウニデスちょうりゅうのかなた

橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇

橘 外男

Leggi 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇 (ウニデスちょうりゅうのかなた) di 橘 外男 (たちばなそとお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 247.361 caratteri · 483 schermate

Aozora Bunko

と村長は面食らった。自分の方で尋ねたいと思っていることを、かえって大先生の方から尋ねられて眼をパチクリした。

「一体この金や木乃伊は、どこからまいったものでしょうかな?」

「さあ、それなんだよ。それを儂もさっきから考えてるわけなんだがね」と先生は沈吟した、

「一体こういうことが、世の中にあり得ることか、あり得ぬことか……どうも儂には腑に落ちんよ!」

「あんたさんにわからんことはないでしょうが、散々腹暇かかって読んでいたくせに!」

と、さっきから無駄に固唾を呑ませられたのにムッとして、ホセ警官も食ってかかった。先生がたちまちあんたさんに下落したのであった。

「読んでいられたのだから、こうこういうことが書いてあったくらいは言えるでしょうが」

「言えんね……そんな簡単な、一朝一夕に言えるような問題じゃないね、これは!」

と先生は兜を脱いだ後の心境も清々しく、すこぶる割り切ってのうのうとした顔をした。

「誰が見ても、これが簡単に言えるものじゃないね。読んでいるうちに、儂まで頭がおかしくなってきたようだ」

「そんな狂人みたいなことが書いてあるんですかい?」

「狂人じみたということもないが」