Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
Leggi 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇 (ウニデスちょうりゅうのかなた) di 橘 外男 (たちばなそとお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 247.361 caratteri · 483 schermate
そのためにゆくゆくは他の王族同様帝国候補生隊へ進まるべき父王や英国政庁辺の意向に逆らって、断然ヴィルプール本国へ引き籠っておしまいになったということ。しかしシャアやジャヴェリらの側近者の考えとしては、そういう危険な政治上の関心から太子がもう少し御自身の愉楽をお取りになることを太子の御健康上専心祈っているから、幸いにこの機会にもしMR・タチバナが、そういう方面の相手をして下さるならば仕合せこの上もないというようなことを、赤誠籠めて話し出したのであった。そしてシャア自身心服と忠誠とを面に表わして、太子のためならばいつなんどきでも死を恐れぬ色をありありと泛べながら胸を叩いて見せたのであったが、その途端に闥を排して太子が現れたために、シャアはたちまち口を噤んでまたそこに石のように突っ立った。私は印度王家の服を着けた太子の美しさを先程口を極めて説いたが、さて今また薄鼠色の軽そうなセルの上下、そしてそれに相応わしい灰色の深いヘルメットを持ち、婦人でも用いそうな瀟洒な鼠色のスエード革の靴を穿かれた小柄な太子の姿というものは、これもまた何とも言えぬ愛らしさのそれであった。