Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
ウニデスちょうりゅうのかなた
橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇
橘 外男
Leggi 橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇 (ウニデスちょうりゅうのかなた) di 橘 外男 (たちばなそとお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 247.361 caratteri · 483 schermate
ていた老人と子供とを捉えて来たのであった。
尖兵たちのつもりでは、この二人をルドウィッヒ大尉ら士官一同の前へ連れて来て、彼らを訊問することによって、この市街地を敵兵が占拠しているかどうか? また、市街地に住民はどのくらいもいて、この陸地は一体どこの属領であり、なんという名前であるか? ということなぞを穿くりたいと思っていたのであろうが、武器を帯びない住民を拉して来たのであったから、別段手荒なことなぞをして連れて来たわけではなかった。が、それでも、この二人は見知らぬ人に連れて来られたということそのことで恐怖を感じ切っていたのであろう。ルドウィッヒ大尉らの前に生きた顔色もなく震えている様は傍で見る眼も気の毒になるくらいであった。二人とも立派な白人であり、鼻の隆い、眼の碧い、そして髪の毛が亜麻色をした、我々と何ら異なったところのない欧州人であったが、その服装の変っていることには、まったく一驚を吃せずにはいられなかったのであった。老人は年の頃五十五、六くらい、少年は十七、八とも見える年齢であったが、二人とも肩から踝までも隠れるくらいの長い外衣を着けて、しかもその外衣の奇妙なこと! 左肩に夥しい襞が付いて、その襞の部分を肩に引っ掛けたような恰好をしているのであった。