Classici giapponesi con furigana
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たなださいばんちょうのかいし
橘外男ワンダーランド 怪談・心霊篇
橘 外男
Leggi 橘外男ワンダーランド 怪談・心霊篇 (たなださいばんちょうのかいし) di 橘 外男 (たちばなそとお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 112.181 caratteri · 219 schermate
「そうでやす、そうでやす……ジーナ……ジーナ……石橋ジーナの墓……」
そして大きさはこのくらいと、手で示したところを見れば、大体一尺二、三寸くらい……ごく小さなものですが、石はこの辺から出る三根石という、やや暗紫色がかった艶のある石に、刻んだというのです。これで、もういくら私が疑がってみたところで、いよいよジーナも、スパセニアも、死んだことに間違いはありません。
聞けば聞くほどただ私にとっては、夢を見るようなことばかりです。もちろん私にも覚えがありますから、石屋の伊出市や亭主のいうことがウソだとは、決して思いません。そして、決して私に、悪意があったことではありませんけれど、そんなに待っていたのなら、どんなに書き辛かろうとも、また書き損なって真っ黒々の消しだらけにしようとも、なぜもっともっとせっせと片仮名のハガキや手紙を出さなかったろう? ……と。二人は、さぞ私を恨んで死んだろうと思うと、いても立ってもいられぬくらい、心苦しさが感じられて、夢に夢見る気持のうちにも、ただそのことばかりが、痛切に胸を刳ってならなかったのです。
が、しかし、亡くなったということは、それで確実だとしても、さっき一緒に連れ立って来たあの二人が、亡霊であろうとは! これだけは何としても、信じられません。