후리가나로 읽는 일본 고전
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いやなかんじ
いやな感じ
高見 順
高見 順의 いやな感じ(いやなかんじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 292,113자 · 587화면
不発に終った原因は、軍の上層部が時期尚早という断定を下したためだという。だが、その陸軍の変心ということが、やがて、尾垣大将の変心というように伝えられてきた。
「慷堂先生が言ったように、尾垣大将はやはり政治的野心を持った人かもしれぬ」
と俺は思った。斎田慷堂と小川秋明とは対立していたから、俺は慷堂の言葉をその対立が言わせたものとも取っていたが、
「そうじゃないな」
と思い直した。
「尾垣大将が自分の政治的野心から考えて、不発に終らせたのかもしれぬ」
これはいわば慷堂派の北槻中尉らの見方でもあった。
事件の不発を憤ったこの北槻中尉たちは、連隊の近くの西洋料理屋で残念会を開いた。
それへ、小川秋明派ではない俺も招かれて出席した。
「自分らの手でやはり独断専行すべきだ」
「軍の上層部は信用できない」
そうした議論は、尾垣大将への不信になった。大将は軍のなかでもおさえがきく、そして政界にも睨みのきく人物だったが、それだけにこの尾垣大将は、真の錦旗革命をゆがんだものにする恐れのある存在でもあった。
「切るか」
そんな叫びが座のなかから出た。
「誰が切るか」
「あたしがやろう」