일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いやなかんじ

いやな感じ

高見 順

高見 順의 いやな感じ(いやなかんじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 292,113자 · 587화면

아오조라 문고

俺の剣幕に恐れをなして静枝は口をつぐんだ。これは綾子とちがう。

部屋の隅で、腹違いの弟の三郎が、何がおかしいのか、ニキビ面をにやにやさせていた。白けた座を取りなすみたいに兄貴が、

「おやじに、四郎の子をひと目、見せたかったな」

俺はちょっとしょげて、

「おやじの死ぬ前に、俺も親不孝の詫びをしたかった」

殊勝なことを言うな、そんな顔ではなく兄貴が、

「北海道へまた帰るのか」

「帰らない」

ぽつんと俺は言った。沈黙が来た。

「あたしも、お父うさまにお目にかかりたかった」

と波子が控え目な声で言った。兄貴はそれに、こくんとうなずいて見せて、「ゴールデン・バット」の箱から細いマキモヤ(煙草)を出して、

「帰らないんだったら、どうだ、うちで働いちゃ」

俺にも煙草をすすめたが、俺は首を振って、

「そうもいかないんだ」

鋳物屋の手伝いなんかいやだというのではない。俺の身にもしものことがあって、兄貴に迷惑をかけるのを恐れたのだ。俺は波子に顔を向けて、

「こいつの籍もまだはいっていないんだ。東京へ出てきたからには、思いきって、いれるつもりだが」

「思いきって?」

と静枝が、あきれたように言って、