후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
いやなかんじ
いやな感じ
高見 順
高見 順의 いやな感じ(いやなかんじ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 292,113자 · 587화면
「あのね」
言いたいけど、言いにくいらしい様子で、
「いつかの人は、どうして?」
言おうとしたのとは明らかにちがうことを言っていると俺は感じた。見るからにテキヤふうの丸万のことを聞こうとしたのかなとも思いながら、
「連れてこようか」
俺がそう言うと、
「よしてよ。あんな、いやらしい」
富江はカンザシで頭の地を掻いて、
「ちょっと聞いただけさ」
俺たちは上へあがった。
「勝手知ったる他人のヤサ(家)……」
と俺はおどけながら、階段を昇った。
女の案内なしに二階へあがった俺に丸万は、
「なかなか顔じゃねえか」
とニヤニヤしながら、部屋のなかを見回した。俺は座蒲団を裏返して、それに腰をおろしながら、
「ここのクララという女を、俺は女房にしたいと思ってるんだ」
「バシタ(女房)に?」
「身うけしたいんだ」
「身代金はいくらだ」
そっぽを向きながら丸万は言った。
「――五百円」
と俺は答えた。
「オテ百パイとはまた、随分よく出したもんだ。いいタマなんだな」
「見りゃ分る」
俺はぶっきら棒に、
「相談に乗ってくんないか」
丸万は黙っていた。
「ねえ、頼むぜ」「そんな金、どうして作ろうというんだ」