일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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みなかみきこう

みなかみ紀行

若山 牧水

若山 牧水의 みなかみ紀行(みなかみきこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 102,087자 · 203화면

아오조라 문고

自宅でもいいって云いますから今日はお伴させて下さい、という。それはよかったと私も思った。今日はこれから九里の山奥、越後境三国峠の中腹に在る法師温泉まで行く事になっていたのだ。

私は河の水上というものに不思議な愛着を感ずる癖を持っている。一つの流に沿うて次第にそのつめまで登る。そして峠を越せば其処にまた一つの新しい水源があって小さな瀬を作りながら流れ出している、という風な処に出会うと、胸の苦しくなる様な歓びを覚えるのが常であった。

矢張りそんなところから大正七年の秋に、ひとつ利根川のみなかみを尋ねて見ようとこの利根の峡谷に入り込んで来たことがあった。沼田から次第に奥に入って、矢張り越後境の清水越の根に当っている湯檜曾というのまで辿り着いた。そして其処から更らに藤原郷というのへ入り込むつもりであったのだが、時季が少し遅れて、もうその辺にも斑らに雪が来ており、奥の方には真白妙に輝いた山の並んでいるのを見ると、流石に心細くなって湯檜曾から引返した事があった。然しその湯檜曾の辺でも、銚子の河口であれだけの幅を持った利根が石から石を飛んで徒渉出来る愛らしい姿になっているのを見ると矢張り嬉しさに心は躍ってその石から石を飛んで歩いたものであった。