후리가나로 읽는 일본 고전
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わかむらさき
わか紫
泉 鏡花
泉 鏡花의 わか紫(わかむらさき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,708자 · 75화면
つきましてでござりますが、ええ、夫人、唯今はどうも、とんだお騒がしゅう、さぞまあ吃驚、お驚き遊ばしましてござりましょう。いや、とんだ事で。」とちと渋面。
令夫人、手を揉みながら婀娜に肩を震わして、
「まあ、閉めて此方へお入りなさい。」
「それでは御免を蒙りまして、や、こりゃ、お火が足しのうなりました。」
ぽんぽんぽんと手を拍つ。早や初夜過ぎの寂として、四辺へ響いたが返事がない。
「もう可ござんす、床を取ってしまったから。何ね、炭を継ごう継ごうと思いながら、つい懐手をすると不精になるんです。急に寒いもんだから恐しくいじけてしまって。」と火箸を取って品よく微笑む。
「さぞお身体に障りましょう。時に。」
中腰で四辺をし、
「旦那様はお風呂でござりますか、お塩梅はいかがでいらっしゃいます。」
「どうもね、こう寒いと直に障ってなりません。つい今しがた蒸湯へおいでなさいました。大方今夜は一晩でしょう、咳が酷くって、寝られないで困りますよ。」
と、しめやかにいうのであった。
「ですが一番宜しいそうで、旦那様のような御病体は、是非その、蒸湯に限ると申します。しかし地の下の穴蔵のような処でござりますで、なおの事、吃驚遊ばしたでござりましょう。