후리가나로 읽는 일본 고전
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わかむらさき
わか紫
泉 鏡花
泉 鏡花의 わか紫(わかむらさき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 37,708자 · 75화면
裏関所
三
その色の白いばかりも、この辺に類はないから、人々は総六が自讃する、怪しき鳥の挙動にはさもなくて、湯河原の雲を攀じ、吉浜の朝霽や、真鶴の霜毛に駕して、名だたる函嶺の裏関越え、小田原の神に使した、美しき使者をこそ、皆口々に讃め称えつれ。
さて、お鶴がその日の扮装には、頬に浪打つ黒髪を、頸に結んで肩にかけ、手織縞の筒袖は曠着も持たねば、不断のなり、襦袢の襟と帯だけは、桔梗の花、女郎花、黄菊白菊の派手模様。これは湯宿の込合う折は、いつでも手伝いに行く習。給仕に出た座敷の客の心づけたものであろう、その上に、白金巾の西洋前垂。
この前垂は、去ぬる頃、旅籠屋の主人たち、三四人が共同で、熱海神社の鳥居前へ、ビイヤホオルを営んだ時、近所から狩催した、容眉好き女の中に交って、卓子の周囲を立働いた名残であるのを、白きはものの潔く、清らかに見ゆればとて、親仁が指図で礼服なり。
芳紀正に二八ながら、男女も雌雄の浪、権兵衛も七蔵も、頼朝も為朝も、立烏帽子というものも、そこらの巌の名と覚えて、崖に生えぬきの色気なし、形にも態にも構わばこそ。
裏関所
三
父爺の総六が吩咐けのまま、手織縞の筒袖に、その雪のような西洋前垂、背へ十字に綾取って、小さく結んだ菊模様の友染唐縮緬の帯お太鼓に、腰へ捌いた緑の下げ髪、裳短こうふッくりと、白きは脚絆の色