후리가나로 읽는 일본 고전
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しゃんはい
上海
横光 利一
横光 利一의 上海(しゃんはい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,628자 · 292화면
二四
しかし、参木には、もはや背中の上の動乱は過去であった。二人は海底に沈んだ貝のように、人の底から浮き上る時間を待たねばならなかった。彼は苦痛に抵抗しながら身を竦めた。秋蘭の頭は彼の腹の底で藻掻き出した。彼の意識は停止した音響の世界の中で、針のように秋蘭に向って進行した。
非常口が開けられると、渦巻いた工女は広場の方へ殺到した。倒れた頭が一つずつ起き上った。参木は起き上ろうとして膝を立てた。秋蘭は彼の上衣に掴まったまま叫んだ。
「足が、足が。」
彼は秋蘭を抱きかかえると広場の方へ馳けていった。
二四
参木は秋蘭の隣室で眼を醒した。彼は煙草を吸いながら窓から下を見降した。朝日を受けた街角では、小鳥を入れた象牙の鳥籠が両側の屋根の上まで積っていた。その鳥籠の街は深く鳥のトンネルを造って曲っていた。街角から右へ売卜者の街が並んでいた。春服を着た支那人の群れは、道いっぱいに流れながら、花を持って象牙の鳥籠の中を潜っていった。彼らのその笛の音を聞くような長閑な流れに従い、街は廻りながら池の中へ中心を集めていた。
参木は昨夜以来の彼自身の成行を忘れてしまった。彼は雨の中を秋蘭のいうままにただ馳けたのであった。