일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しゃんはい

上海

横光 利一

横光 利一의 上海(しゃんはい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,628자 · 292화면

아오조라 문고

二五

」

参木は辷る陶器の階段を降りていった。すると、秋蘭の扇はぱったり黒檀の円卓の面へ投げ出された。

二五

河へ向って貧民窟の出口が崩れていた。その出口の周囲には、堆積された汚物が波のように続いていた。参木の家へ出かけたお杉は彼の帰りを見計らって歩いて来た。影の消えた夕闇の中で、お杉の化粧は青ざめていた。霧が泥の上を流れて来た。真黒な長い棺が汚物の窪みの間を縫って動いていった。河岸の地べたに敷かれた古靴の店の傍で、売られる赤児が暗い靴の底を覗いていた。

揚荷を渡す苦力たちの油ぎった塊りの中から、お杉は参木の姿を見つけ出した。

彼女はくるりと向き返えると、逆に狼狽えて歩き出した。が、何も狼狽えることはない。彼女は彼の家を出てから十日の間に、早くも男の秘密を読み破る鑑識を拾って来たはずだ。それに、――彼女は夕闇の中で呼吸が俄に激しくなった。この次逢えば、冷い参木の胸を叩き得る手段を感じて、昂然として来たはずだのに――お杉の背中は乳房の後ろで張り始めた。彼女は数々の男の群れを今は忘れて逆上した。舞い疲れた猿廻しの猿は泥溝の上のバナナの皮を眺めていた。虫歯抜きの老婆は貧民窟から虫歯を抜いて出て来ると、舟端に腰を降ろして銅貨の面を舐め始めた。