일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しゃんはい

上海

横光 利一

横光 利一의 上海(しゃんはい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,628자 · 292화면

아오조라 문고

「左様、先ず一つの死体の価格で、ロシア人七人の妾が持てる。七人。」

そう傲然といったのも山口だ。今は彼もこの革命で定めし死人が増して喜んでいることだろう。しかし、それにしても、眼前で自分を引っぱっている車夫までが、いまに見つかって死体となって山口に買われたなら、――左様、それは俺が売ったと同様だ。金をよこせ、と俺は傲然といってやろう。

もっと走れ、走れ。――

車夫はあばたの皮膚へ汗のたまった顔を辻ごとに振り向けて、甲谷を仰ぐと、またステッキの先の方向へ、静まり返った街路をすたすたと素足の音を立てながら走っていった。

甲谷は山口が家にいなければ、お柳の家へいこうと思った。お柳の家なら、彼女の主人は総商会の幹事をしている支那人だ。殊に共産党のあの芳秋蘭は、お柳の主人の銭石山と、気脈を通じているにちがいない。お柳の話では、いつかも芳秋蘭が二階の奥の密室へ来たことがあるという。俺はあの芳秋蘭を殺したなら、――そうだ。俺の材木をすっかり腐らせた奴め。俺はあ奴を殺したなら、そうだ俺があ奴を殺したって、ただそれは一人の人間を殺したというのと同じではないか。

彼は自分の考えていることが、車の上の気まぐれな幻想なのか、それとも真面目なのかどうなのかを考えた。