후리가나로 읽는 일본 고전
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しゃんはい
上海
横光 利一
横光 利一의 上海(しゃんはい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,628자 · 292화면
笊に盛り上った茹卵。屋台に崩れている鳥の首、腐った豆腐や唐辛子の間の猿廻し。豚の油は絶えず人の足音に慄えていた。口を開けた古靴の群れの中に転げたマンゴ、光った石炭、潰れた卵、膨れた魚の気胞の中を、纏足の婦人がうろうろと廻っていた。
この雑然とした街角の奥に婆羅門の寺院が聳えている。しかし、釈尊降誕祭のこの日の道路は、支那兵の劒銃に遮断されて印度人は通れなかった。それが明らかに英国官憲の差金であろうことを洞察している印度人たちは、街の一角を埋めたまま、輝やく劒銃を越して寺院の尖塔を睨んで立っていた。
間もなくこの露骨に印度人の集会を嫌う英国風の街の中を、草色の英国の駐屯兵が隊部にロシアの白衛兵を加えながら、楽隊を先駆にして進んで来た。その後から、真赤な装甲自動車が機関銃の銃口を触角のように廻しながら、黒々と押し黙った印度人の団塊の前を通っていった。
山口は印度の志士のアムリから電話を受けて、参木と一緒に来たのである。だが、来て見れば機関銃の暗い筒口の前で、印度人たちは眼を光らせたまま沈黙しているだけだった。しかし、それにしても、アジヤ主義者の山口は、英国の官憲と同様に印度人を遮断している支那の軍隊に腹立たしさを感じて来た。