후리가나로 읽는 일본 고전
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たんげさぜん
丹下左膳
林 不忘
林 不忘의 丹下左膳(たんげさぜん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 340,187자 · 666화면
「よく来た」
ぽつりいって、源十は冷酒を満たしてやる。
だるい静けさ。
さっき源十郎がひとりで、先日手切れの五十両を持って出ていったきり今に帰らないおさよのことを、さまざまに思いめぐらして憤怒をおさえているところへ、チョロチョロと裏庭づたい、案内も乞わずに水ぐちからあがりこんで来たのが、この絶えてひさしい櫛まきお藤であったから、うらまれる覚えのある源十郎、すくなからず不気味に思いながらも、あんまり嫌な顔もできず、あり合わせの酒をすすめながら相手になっていると。
お藤はすぐ、おのが恋仇敵ともいうべき左膳の思い女弥生のことを、われから話題に持ち出したのだった。
弥生のその後――それをお藤は源十郎に語る。
そして……。
お藤は、こういうのだった。
弥生がいま、男装して小野塚伊織と名乗り、青山長者ヶ丸なる子恋の森の片ほとり、火事装束五人組の隠れ家にひそんでいることを、たしかにさる筋よりつきとめた――と。
お藤がここにいうさる確かな筋とは?
それは、ほかでもない。
彼女じしんのうちにいつしか発達した探索の技能によって、最近じぶんで嗅ぎ出しただけのことである。