일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ちからもち

力餅

島崎 藤村

島崎 藤村의 力餅(ちからもち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N3. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N3 · 중급 · 신자체·신가나 · 65,974자 · 130화면

아오조라 문고

二 斎藤さんの羽織のひも

思うさま声を出して本を読んでいる人の声です。それが往来まで聞えてきているのです。声を出して本を読むことはわたしも好きですから、しばらくそのへいの外に立ち聞きしていました。

はて、どういう人が住むのかと思いまして、その家の門口に出ている表札をのぞきましたら、少年のころに神田の共立学舎で物を教わった長沢先生の名が出ておりました。どうも聞いたことのある声だとは思いながら、その表札を見るまでは思い出せなかったのですが、やはり声の主人は自分の古い教師でした。ゆかしく思いました。

二 斎藤さんの羽織のひも

ある日、わたしは斎藤さんとむかいあってすわっていました。斎藤さんは号を緑雨といい、別に正直正太夫ともいって、筆とり物を書く上ではわたしたちの先輩にあたりました。正直正太夫と名のるくらいですから、ひととちがったところがありまして、どうもあの斎藤さんの目つきはよくないと、世間には毛ぎらいするものもなくはありませんでしたが、しかしうわついたところなぞは少しもなく、わたしのお友だちはみな感心していました。この斎藤さん、記憶のいいことも評判で、たいがいのものが忘れてしまうようなことまでよく覚えている人でしたが、わたしと話している間に何か思いついたことがあると見え、小さな紙のきれをくれと言うのです。