후리가나로 읽는 일본 고전
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じゅうにしこう
十二支考(下)〔全2冊〕
南方 熊楠
南方 熊楠의 十二支考(下)〔全2冊〕(じゅうにしこう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 251,906자 · 495화면
と書くと、いつの間に誰か書き副えて、「光るかの蒟蒻玉ときん玉と、こんな歌よむ性根玉でも」とあったと『一話一言』で読んだ。北尾辰宣の筆ならんてふ異体の百人一首に、十種の男を品隲して白を第六等にき、リチャード・バートンはアラビア人が小唇の黒きを貴ぶ由をいった(一八九四年版『千一夜譚』注)。白人は白い物と心得た人が多いが、件の『滑稽集』の文でやはり白くないと判る。
花咲爺の咄は誰も知る通り、犬に情け厚かった老爺はその犬の灰で枯木に花を咲かせて重賞され、犬に辛かった親仁はそれを羨んで灰を君公の眼に入れて厳罰された次第を述べたのだが、近刊佐々木喜善君の『江刺郡昔話』に出でいる灰蒔き爺の話は教科書に載ったものとは異態で、田舎びたるだけこの話の原始的のものたるを示す。その概略は、川上川下に住む二人の爺が川に筬を掛けると、上の爺の筬に小犬、下の爺のに魚多く入る。上の爺怒って小犬と魚を掏り替えて還った。下の爺自分の筬に入った小犬を持ち還り成長せしむると、日々爺の道具等を負って爺に随って山へ往く。一日犬山に入って爺に教え、あっちの鹿もこっちへ来う、こっちの鹿もこっちへ来うと呼ばせると、鹿多く聚まり来るをことごとく殺して負い帰り、爺婆とともに煮て賞翫する。