일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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やまとこじふうぶつし

大和古寺風物誌

亀井 勝一郎

亀井 勝一郎의 大和古寺風物誌(やまとこじふうぶつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,647자 · 215화면

아오조라 문고

持統、文武、元明、元正の四帝三十五・六年の間は、主に母后の帝位を嗣がれた時代で、聖武天皇はかような状態の後をうけ、久しぶりに男子として帝位に就かれた方である。すでに仏教はわが国の上層にあまねく行きわたり、また唐との交通も益々繁くなったので、優秀な僧侶や博士やその他様々の専門家が渡来し、皇室に重用されたことはここに一々挙げるまでもない。とくに隣邦僧侶の、芸文あるいは政治経済にも及ぶ指導力はこの時代一層つよいものがあった。聖武天皇が幼少の頃より、未曾有の「文明開化」の影響のもとに生育されたことは申すまでもなかろう。

しかし御信仰を、ただ外部よりの影響とのみ断ずるのは不当である。まことの信仰は、必ず内奥の苦悩より発する。天平仏教が単に唐文化の模倣であり、東大寺建立が国富の大浪費であるとなすのは正しい見解ではない。あの豪華荘厳の背景ふかく、ひそかに宿るであろう天皇の信仰をまず考えないわけにゆかない。天皇の御生涯を偲ぶとき、私は一層その感を深くする。小野老朝臣が「あをによし寧楽の都は咲く花の薫ふがごとく今盛なり」と詠じたように、天平のみ代はたしかに稀有の黄金時代であったろう。