후리가나로 읽는 일본 고전
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やまとこじふうぶつし
大和古寺風物誌
亀井 勝一郎
亀井 勝一郎의 大和古寺風物誌(やまとこじふうぶつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,647자 · 215화면
このとき大仏殿の上にあらわれた光明皇后の御姿は、輝くばかり美しく崇高であったであろう。
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光明皇后の御生涯は、かくのごとく聖武天皇と信仰をともにされた美しい生涯であったが、しかし皇后もまた帝にもまして時の苦悩を負われた方であった。前にちょっとふれたように、光明皇后は不比等と橘三千代とのあいだにお生れになったのだが、この橘三千代は天平の背後に躍った稀代の辣腕家であった。血族国家において女権の伸長するのは、とくに女帝のみ代において甚しい。持統、元明両帝は女帝であったが、次の文武天皇を養育申し上げるためには当然乳母を要した。三千代ははじめ県犬養連三千代と云い、三野王の女房であったが、その後長く宮廷に仕え、とくに乳母として大功があった。女帝の信頼も厚く、文武天皇の妃を選ばれる折にも、必ずや絶大な発言権をもっていたであろうといわれている。かように宮廷の事に参与する女性が、ひとたびそこに野心を生じたとするならば、その害毒たるや実に大きいといわねばならない。
文武天皇が成長され、不比等の娘宮子を妃とされた後、三千代は不比等の妻として再縁した。すでに外戚たるゆえの威望漸く高まった不比等の夫人となったことは、さきの乳母としての功とあいまって、三千代の勢力をいよいよ増長せしめたことは云うまでもない。