일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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やまとこじふうぶつし

大和古寺風物誌

亀井 勝一郎

亀井 勝一郎의 大和古寺風物誌(やまとこじふうぶつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,647자 · 215화면

아오조라 문고

むろんその背景として天平の芸文興隆や国富の充実を挙げることは出来る。行基や良弁のごとき名僧が側近に輔けたことも見逃しえないが、しかしここに感得さるるのは、そういう外的事情のみではない。飛鳥白鳳を通して次第に爛熟し来った民族の生命力が、聖武天皇において満ちあふれ、結晶し、思いきって咲き乱れたということ、この生命力を自らのいのちとし、生涯をつくして顕現された――そこに宿業のごとき強烈さを私は感ずるのである。わが国土のすべてを地上天国たらしめようと発願され、その象徴として大仏と伽藍を建立されたのであるが、信仰の深大なること稀有と申す以外にない。それは悲劇の深さと云ってもいいであろう。かかる夢を具現された天皇を、それゆえ私は天才的な宗教芸術家とも申したいのである。至尊にしてはじめて可能な発想であることは、天平十五年の詔によっても明らかであろう。

前記の復原図、あるいは大仏開眼までの史実をみるにつけても、天皇の御風格は徹底して奔放無碍だったと推察申し上げないわけにはゆかない。信心においても強烈、国民すべての不幸を一身に担われて、行くべき処まで行く激しい情熱の御方だったと思われる。