후리가나로 읽는 일본 고전
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やまとこじふうぶつし
大和古寺風物誌
亀井 勝一郎
亀井 勝一郎의 大和古寺風物誌(やまとこじふうぶつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,647자 · 215화면
たとえば大和の古仏が、畢竟自分の心にもたらした感銘とは一体何であったか。私は何のために古典の地をうろつき廻っているのか。秋晴れの斑鳩の里を歩みながら、ふと私はかような疑念にとらえられるのである。嘗つては悦びであったものが何故私に不安な気持を抱かせたりするのだろうか。
はじめて古寺を巡ろうとしていた頃の自分には、かなり明らかな目的があった。即ち日本的教養を身につけたいという願いがあった。長いあいだ芸術上の日本を蔑にしていたことへの懺悔に似た気持もあって、改めて美術史をよみ、希臘・羅馬からルネッサンスへかけての西洋美術とどう違うかということや、仏像の様式の変化とか、そういうことに心を労していたのである。仏像は何よりもまず美術品であった。そして必ず希臘彫刻と対比され、対比することによって己の教養の量的増加をもくろんでいたのである。私においては、日本への回帰――転身のプログラムの一つに「教養」の蓄積ということが加えられていた。己の再生は、未知の、そして今まで顧みることのなかった古典の地で行われねばならなかった。古美術に関する教養は自分を救ってくれるであろうと。