후리가나로 읽는 일본 고전
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やまとこじふうぶつし
大和古寺風物誌
亀井 勝一郎
亀井 勝一郎의 大和古寺風物誌(やまとこじふうぶつし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 108,647자 · 215화면
厳粛なものは避けてとおりたかったのである。
鳥仏師は決して独創的な仏師ではなかったし、飛鳥時代の代表的彫刻家というような意識で造仏したのでもなかった。彼は驚くほど誠実に勅願を承け、また太子の御心に服従した人である。御悲願を正しく心にとめて、北魏伝来の形式にそれを刻まんとしたのである。鳥の偉大さは、彼の全き畏敬と服従にあると私は思っている。像においてはひたすら先人の作を模倣した。厳格に一つの手本を学び、自己の何ものをもつけ加えようとしなかった。彼はただ御悲願の完璧に盛られることを念じつつ創ったのであって、あらゆる点で絶対服従のみが彼の最大美徳だったのである。法隆寺金堂釈迦像はそういう心情を見事に示しているのではなかろうか。
銘文にみらるる諸王諸臣の祈念に、おそらく鳥は全責任を感じたに違いない。その驚くべき緊張と畏敬と臣従と――「無私」が彼の名を不朽ならしめたと私は思っている。今日謂う彫刻性とか写実性とかいう言葉には全く無縁だったのだ。そういう純潔と厳しさは彼において頂点を示している。即ち造仏の根本動機における純粋性が彼のすべてであったのだ。信仰に段階はない。