후리가나로 읽는 일본 고전
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ようちゅう
妖虫
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 妖虫(ようちゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,290자 · 239화면
そうして有耶無耶の内に五日間が過去ったのである。
猟奇者相川守は、今、その全都猟奇心の焦点となっている映画女王春川月子を発見したのだ。しかも、どんな春川ファンも未だ見たことのない、彼女の全裸の姿を、どんなシナリオもまだ考え出したことのない、陰惨奇怪な場面を、彼は今見届けたのだ。
この時直ちに、最寄の派出所なり自働電話なりへ駈けつけるのが当然であった。併し、彼は再び機会を失してしまった。雨戸の隙間からの、この世のものとも見えぬ、恐ろしい覗機関が、彼の目を膠着けにして離さなかったのだ。彼は殆ど夢と現実との見境がつかなくなってしまっていたのだ。
それから十分程の間、相川青年が何を見たかを、管々しく写し出すことは差控えるが、その間、例の床の間に安置された妙な木箱の中からと覚しき、嗄声の安来節は、これより下手には歌えないと思われる程まずい節廻しで、切れては続き、切れては続きしていたということ丈けを記して置く。
そして最後に、彼の目の前には、殆ど四五寸の近さで、異様に大きな鼠色の肉塊の山が立ち塞がっていた。それは春川月子の左の肩であった。彼女は今、雨戸のすぐ前の縁側に、左の肩を上にして、妙な恰好で蹲まっているのに違いなかった。