후리가나로 읽는 일본 고전
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ようちゅう
妖虫
江戸川 乱歩
江戸川 乱歩의 妖虫(ようちゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,290자 · 239화면
絶体絶命
ナンノ、赤蠍如き虫けらにひけをとってよいものか」
この年になってもまだ稚気を失わぬ、それ故にこそ珍重すべき老人が、子供らしく見得を切った。
絶体絶命
相川邸の門前の暗闇に、一台の自動車が停っていた。偽探偵の怪人物が待たせて置いた車だ。
人目を憚る様にして、コッソリと門を辷り出た三つの人影が、その自動車に乗り込む。主人の相川操一氏、偽物の三笠老探偵、珠子さんの三人である。行先は中野にある操一氏の弟さんの住い、そこなれば、何の気兼ねもなく幾日でも滞在出来るというので。
自動車が走り出すと、操一氏は背後の窓に顔をつけて、長い間うしろを眺めていたが、一台の車も、一人の人間も、あとをつけて来るものはなかった。殺人鬼はきっとまだ邸内に残っているに違いない。肝腎の珠子が邸を抜け出したことも知らないで。よしまた気づいていたとしても、多勢の見張りに、隠れ場所から這い出すことも出来なくて。
先ずこれで一安心というものだ。いずれは弟の家も敵に悟られようけれど、その時は又別の隠れ家を探せばよい。三笠探偵の助言のお蔭で、今夜失うかも知れなかった命を、一日でも二日でも延ばすことが出来たのだ。