일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ようちゅう

妖虫

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 妖虫(ようちゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,290자 · 239화면

아오조라 문고

守は不思議な昏迷に陥って、死にもの狂いの身構えをしたが、相手は早くもそれと気づいたのか、再び懐中電燈をこちらへさし向けた。

「イヤ、感違いをしてはいけない。君をひどい目に合わせた奴は、まだこの上の部屋にいる。わしのこの髯はつけ髯じゃない。わしが君の訪ねてくれた三笠だよ」

穴蔵の名探偵! これはまあ何とした事だ。

「ハハハ……、わしも君と同じ目に合ったのだよ。わしの作った陥穽へわし自身がつき落されたのだよ」

「本当ですか。先生まで、あいつの為に、……」

守はあっけに取られてしまった。あこがれの名探偵の、このみじめな姿に、悲惨をさえ感じた。だが、罠にかかった老探偵三笠龍介氏は、不思議なことに、少しもうろたえていなかった。ジメジメした穴蔵の底が、まるで居間ででもある様に、異様に落ちつき払っていた。

「わしが外出から帰ると、助手のトムが、相川さんから電話があって、十時頃に息子さんの守という人が来られると云うので、例の妖虫事件だなと、わしは君に会うのを楽しみに思っていたのです。そして、君を待受ける為に書斎へ入って見ると、部屋の隅に、もう一人のわしが、つまりわしに変装した奴が隠れていて、不意に陥穽の釦を押して、このわしを罠にかけたという次第じゃ。