일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ようちゅう

妖虫

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 妖虫(ようちゅう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 120,290자 · 239화면

아오조라 문고

悪魔がこの餌食のうちひしがれた艶めかしさを見たならば、どの様に狂喜したことであろう。

三笠老探偵は、眼鏡の奥の細めた目で、いつまでも美しい珠子を目守っている。目守りながら、なぜか、彼の鬚に隠れた唇が、ニッと三日月型に微笑しているかに感じられた。この真剣な場合に、彼は何を笑っているのだ。稀代の犯罪者にぶッつかった嬉しさにか、保護を託された娘の美しさにか、それとも、それとも……

「だが、御子息の守さんは、どうなすった。さい前一足先にわしの家を出られたのだが、一刻も早く吉報を齎すのだとか云って」

やがて、三笠氏は、ふと気づいた様に、その辺を見廻しながら訊ねた。

それを聞くと、操一氏の方でびっくりしてしまった。蠍騒ぎの昂奮から、つい守のことを訊ねるのがあと廻しになっていたが、守は三笠探偵と一緒の車で帰ったものとばかり思い込んでいたのに。

「イイエ、守はまだ帰りません。本当にあなたより先に出たのですか」

「そうですよ。待たせてある車で帰ると云って、非常に急いでおられたのだが、ハテナ」

老探偵は、じっと操一氏を見つめて、不安らしく小首を傾けた。

「ほかに寄り道をする筈はないし、車に故障が起ったとしても、こんなに遅れることはない。