후리가나로 읽는 일본 고전
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おもいだすことなど
思い出す事など
夏目 漱石의 思い出す事など(おもいだすことなど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 57,003자 · 113화면
十二
でありました。実に何と云って好いか憐れな姿でお種さんが、私の顔を見ると馳け出して来ました。……晩の御飯を拵える事もできないだろうと思って、御寿司を誂えて御夕飯の代りに上げました……」
草平君は平生から崖崩れを恐れて、できるだけ表へ寄って寝るとか聞いていたが、家の潰れた時には、外のものがまるで無難であったにもかかわらず、自分だけは少し顔へ怪我をしたそうである。その怪我の事も手紙の中に書いてあった。余はそれを読んで怪我だけでまず仕合せだと思った。
家を流し崖を崩す凄まじい雨と水の中に都のものは幾万となく恐るべき叫び声を揚げた。同じ雨と同じ水の中に余と関係の深い二人は身をもって免れた。そうして余は毫も二人の災難を知らずに、遠い温泉の村に雲と煙と、雨の糸を眺め暮していた。そうして二人の安全であるという報知が着いたときは、余の病がしだいしだいに危険の方へ進んで行った時であった。
風に聞け何れか先に散る木の葉
十二
つづく雨の或る宵に、すこし病の閑を偸んで、下の風呂場へ降りて見ると、半切を三尺ばかりの長に切って、それを細長く竪に貼りつけた壁の色が、暗く映る灯の陰に、ふと余の視線を惹いた。