일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

きょうふおう

恐怖王

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 恐怖王(きょうふおう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 66,038자 · 133화면

아오조라 문고

そうすれば貴様を逃がしてやらぬものでもない」

蘭堂は遂に弱音を吐いた。

「ワハハ……、参ったな。じゃ、道を開け。そこをどけ」

ゴリラが歯をむいた。

「よし、のいてやる。その代りお嬢さんを離すんだ」

蘭堂は云いながら、部屋の隅へあとじさりした。そこにほんのちょっとした隙があった。

ゴリラはパッと寝台を飛降りると、矢の様に部屋の入口へ走った。京子さんの死骸を小脇に抱えたまま。慾深くも、切断された左腕さえ片手に引掴んで。

「コラッ、お嬢さんをどうするんだ。待てッ」

蘭堂は叫びさまドアの外へ追って出た。二人の書生もあとに続いた。

外の廊下から、ゴリラ男が走りながらの捨てぜりふが聞えて来た。

「こいつは俺の武器だからね、うっかり手放す訳には行かんよ。貴様が俺に追いついたら、ホラ、ペキンと二つに折っちまうんだ。貴様の好きな女をね」

そして、逃走者と追手の足音が、慌しく玄関の方へ消えて行った。

伯爵夫人はどうしていいのか分らなかった。泣くにも泣けぬ腹立たしさであった。若しあのまま京子の死骸が帰って来なかったら、旅行中の主人伯爵に何と云って申訳をすればいいのだろう。と思うと、俄かに胸がつぶれて、彼女は寝室を去りもやらず、主なきベッドに倒れ伏して、声もなく泣き入った。