후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면
――戦いつつ、攻めつけつつ、お味方もまた彼に劣らぬ文化と政略を布いて、土着の領民をも悦服せしめてゆかぬことには、ただ一城一城と戦い取っても、結局、さいごの勝利――真の戦果は、掴むことができますまい。……どうか、秀吉の戦い遅々として捗らずとも、ここ数年は、大洋を旅するごとく、風と波とに、おまかせおき下さるようひとえに御寛容を仰ぎまする」
かくも親しい主従というものがあるだろうか。夫婦の仲というもおろか、刎頸の友といってもこれ程ではあるまい。
信長も秀吉も、更けるを忘れている容子だった。このぶんでは、夜もすがら語っても語り尽きまい。――部屋を隔てて控えている近習たちの顔いろに案じている色も出るほどだった。
「明朝のこともあれば、そっと、筑前どのへ、御注意申しあげてみてはどうか」
やはりその中へ来て控えていた菅屋九右衛門が、堀久太郎に小声で諮った。久太郎もそれには同意だ。黙ってうなずくと、すぐ起って、縁へ廻り、二間ほど越えて、おそるおそるそこの一室へゆるしをうけて入った。
そして、秀吉のうしろへ寄り、それとなく時刻を注意すると、秀吉も初めて気がついたように燭をながめて、