후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면
南蛮学校
「さきに自分が勧進した、やわたの八幡宮の造営も、予算三百貫というのが千貫をこえた。このたびはわけても伊勢の御事、三倍はおろか数倍も要ろう。御費用を切りつめるな」
と、いって、かねて有事の備えにとしてあった岐阜蔵の金子をそれに捧げたのである。信長のケチはこうしたケチだった。彼は、武人銭を愛すという誹語に対して、みずから恥じない信条を持っていた。
南蛮学校
一月も半ばを過ぎた。松や竹も除れてから安土の市民は気がついたのである。
「何じゃろ。たいそう荷を積み込んで、毎日よく船が出て行くが?」
その船は、例外なく、湖南から湖北へ行くものだった。
と思うとまた数千俵の米が、陸路を車馬で蜿蜒の列をなして行く。
それも湖岸を北へ北へと流れた。
安土の殷賑は二十日正月を過ぎても衰えは見えない。旅客の往還と、参府帰府の諸侯は相かわらず繁しいし、街道にお使番の早馬や、他国の使臣の寛々たる歩みを見ない日もなかった。
「瀬兵衛。参らぬか」
「どちらへです」
「鷹を放ちに」
「何よりの好き。ぜひお供仕りましょう」
「三助も来い」
浅春のひと朝だった。
信長は安土を出た。供の衆は前夜からきまっていたが、ちょうど参り合わせた中川瀬兵衛を誘い、また池田勝三郎信輝の子、池田三助も供に加えられた。