후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면
――花入れは目につくが花はまだ挿けてない。客を迎える寸前に挿けるべく水屋甕のそばの小桶に根を浸してある。
「よろしかろう」
一閲して、信長は露地へ出た。ぴょいと、木陰へ退って、平ぐものように地に額ずいた者がある。
「誰だ?」
うしろから宗易が、
「弟子の者にございまする」
と答えると、何もいわず、通って、広庭へと歩みながら、
「宗易。まだ霜も解けぬ。けさはちと早すぎたかな」
と、顧みて笑った。
それから、築山の亭に立ち寄って、近頃とみに茶事がさびれた噂などを宗易が持ち出すと、信長はまた哄笑して、
「そうか、そんなふうにみな受け取っておるか。どうした勘ちがいやら、信長はまだかつて茶事を禁じた覚えはない。――だが、佐久間ごとき無能がそれに溺れるはひとつの茶弊、茶害ともいえよう。世をあげて戦い、或いは孜々と働いている中に、ひとり閑逸を貪るためにのみし澄ましている者あれば、それは茶避、茶懶の徒とも申すべきか、信長は感心せぬ。……が、秀吉のような忙しい男には、すすめてもやらせたい。けさの炉はその支度、釜の湯も、彼のごとき男にこそ汲まれたかろうに」
近習たちが迎えに来た。