일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면

아오조라 문고

秀吉が、今までになく、麾下の将士に、こんな訓示をしたのも、こんど安土から姫路に帰ってくる途中、船中で彼自身が大いに覚ったことが要因となっていたかもしれない。

海外を考える。

それは当然、

日本を考える。

ことの始まりだからである。日本を日本だけにしか考えられない狭量と狭鼻がこの中で角逐し、この中で私業の争いを繰り返して来た群雄割拠はそれであった。それも無意義ではなかったが、もう今日に至っては、意義も理由もない。むしろ障害だ。秀吉はこう信じて来たのである。

天正九年は暮れた。

中国陣は、次の段階へ向って、春とともに、準備おさおさ怠りなかった。

明けて、天正十年。

この正月となると、毛利方の陣営へはもう挙国的な防戦気がまえが漲っていた。

山陽方面の総帥小早川隆景は、敵の総帥秀吉が、思いのほか早く、中国へ帰陣したので、彼と信長との会見に、何らかの大方針が決まったものと見、それに備えるべく、諸所の味方へ令を飛ばして、

「時やいま非常、中国の興亡この際にかかる。年暮の辞儀を廃さん。歳首の祝礼も、敢えて努むには及ばず。それただ敵に尺地寸土も辱むるなかれ――」