일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면

아오조라 문고

「あ、いや。わたくしの言葉は、一語としてわたくしの言ではありません。みな和尚のおことばです」

「快川の言だというか」

「はい。相違ございませぬ」

「ではなぜ、快川が出て、自身お答え仕らんか」

「塵外のおひと、殊には老躯、たいがいな俗務は、わたくしが皆、いたしております」

「俗務とは何かッ」

赤座七郎右衛門が、横から足をつめて睨みつけた。勧心という僧は、首を曲げて、柄に鳴った彼の手を、冷やかに振り仰いだ。

織田方の軍使は、きょうまでに、二度もこの寺に臨んでいる。

そして、命じるには、

(当寺内に潜伏している足利義昭の手先、上福院というもの。また以前六角承禎といい、今は佐々木次郎と変名している人物。もう一名は、大和淡路守という織田どのを呪う曲者。こう三名の首を揃えて出せ。――首にして差し出すことが沙門では出来ぬというなら寺から突き出せ。いずれでもよい)

と、達したのであった。

恵林寺側は、そのたびに、言を左右にして、

(畏りました)

と、いわない。

のみならず、いつ使者が臨んでも、その応対は、きょうの通りなのである。門を叩く雲水を見るのと何らの変りもない冷淡さだ。