후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,320자 · 398화면
余りな彼の嘆き方には、共にそこで哭いていた人々ですらあやしんだほどであるが――やがてようやく子どものムシが収まったようにわれに回ると、秀吉は、冷たくなった半兵衛のからだを、自分の膝からそっと自分の手で白い衾の上に寝かしてやりながら、なお生ける人へでもいうように呟いていた。
「ひとの二倍三倍、長寿しても、やりきれない程な、大きな理想をもっていたのに、まだその望みの中道どころか、緒にもつかないうちに……。死にたくなかったろう……。わしにせよ、今迎えに来られても、山々、死にたくない……のう重治、いかばかり心残りの多かったことであろうぞ。可惜、おぬしほどな才をこの世にもって生れながら、その百分の一の思いも世に果さないでは、死にたくないが当りまえじゃ」
何たる恋々の多い人か。またしても死骸に向って愚痴である。掌を合わせて、念仏ひとついってはやらないが、綿々と喞ちごとは尽きない彼であった。
「せっかく、蜀に立つや、劉玄徳は、遺孤を孔明に託して逝った。孔明のかなしみは、食も忘れたほどだったという。――だが、わしとおぬしの間はあべこべだ。孔明に先立たれた劉備にひとしい。