일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

ja-reading.com

후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면

아오조라 문고

まずは光秀に会った。

「このとおりだ」

光秀は莞爾として見せた。坂本頃よりは、ずっとにこやかである。血色もよい。

「御発足のお日取は」

「少しのばして、月の初め出陣ときめた。物事始まるの日、朔日こそよからめと存じて」

「六月一日ですか。して、安土の方へは」

「その旨、沙汰申した。が、右大臣家には、すでに御入洛であろう」

「二十九日の夕、つつがなく京都にお入りの由です。信忠公には妙覚寺に、右大臣家には本能寺を御宿所として」

「そうとな……」

低く、語尾も消して、光秀はそのまま黙る。

光春はすぐ起って、

「奥曲輪の女房方も和子たちにも久しぶりでお目にかかって来ましょう」

「まず、旅装でも解いて、身を休めたがよい」

ねぎらいながら、光秀は立ち去る従兄弟の背を、飽くなく見送っていた。そのあとでは、吐きも嚥みもできないような胸の閊えを満面にみなぎらしていた。

次の間のまた次の一室では、髪の毛の白さでもすぐその人とわかる斎藤内蔵助利三が、諸将と膝を寄せ合って、軍役帳や書類をくりひろげ、何か凝議していたが、やがて彼一名、光秀の前に来てたずねた。

「……仰せの、小荷駄大荷駄ともすべて、前日の三十日に、山陰へ向けて、先に出発させますか?」