일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면

아오조라 문고

本能寺界隈

――その本能寺を五刻前(午前八時)にお片づけあって、二条の御所をも、一手をもってお討ち果しあれば、諸事、朝飯前に一決しましょう」

と光秀や光春へ向っても、確信にみちた口吻で話していた。もとよりこれはここに始まった献策でも評議でもない。中堅の部将たちへ、すでに天下の事はわが掌にありと、血ぶるいを励ますためである。

酉の下刻。山かげの道はすでに暗い。

鉄甲の人馬、一万三千余は、流れをなして黒々と王子村をすぎ、やがて老坂へかかった。その夜の星の夥しさ。都も同じ下だった。

本能寺界隈

本能寺の空濠には、西陽が赤く落ちていた。六月朔日は、一日じゅう京都もひどく照りついて、かなり深い濠の底まで、ところどころ泥の乾きを見せていた。

東西の築土一町余。

南北の築土二町。

濠はそれに併行して、幅は二間をこえ、通例のもの以上築土も高い。いわゆる町の城廓のそれとなき様式をこの本山日蓮宗八品派の寺域もまた踏襲していた。

で、往来からは、わずかに中心の伽藍と、十数坊の大屋根が仰がれるだけで、外部からは窺うこともできなかったが、ただ寺域の一隅にある有名な「さいかちの木」だけはどんな遠方からもよく見えた。