일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면

아오조라 문고

さみだれ雲

「元就のむすめです。亡父の遺訓には、利を求めて名を捨てよとはございません。あなた様とて、毛利家に忠義のゆえをもって、わたくしを娶合わされ、さらにまたこの度は、輝元様の目鑑をもって、軍目付にこの城へさし向けられたお立場ではありませぬか。……いかなる天魔がわが良人をこうも浅ましい者にはなしたかと、人の心の頼りなさが情けなく思われまする。……あれ、あの声、門の外にひしめくお味方の罵る声をお聞き遊ばせ。生きれば生きるほどお身の辱です。毛利家の名を汚しまする。さ。お急ぎ遊ばしますように」

血相をこめて、迫ると、元祐はなお死を惜しんで、ふいに逃げかけた。

「御卑怯なッ」

夫人は、良人へ抱きついた。鮮血が走った。

それから程経て、彼女の美しい死骸は、城廓の東の丘に発見された。良人元祐の首を前に置き、一枝の花を供えて、そのまえで見事に自害していたのである。

俯伏した黒髪は、西の方、毛利の本国芸州の方へ向いていた。

さみだれ雲

一城一城、連環の小城は、かくて箇々に潰滅された。

のこるは一つ、高松城の主力のみが、ここにぽつねんと孤立のすがたになった。

もとよりこうした頽勢は、高松城の清水宗治から、毛利家へ向って頻々と、