후리가나로 읽는 일본 고전
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しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
城乗り一番
「もしあの砦へ、麓からかかって参るようだったら、そちは武将の資格なしと見ていたが、でもよく気がついた。なお精励せい、やがて、一かどになれるだろう」
と秀吉はいって、あとは周囲の人々と、ほかのはなしをしていた。
「退りますが……他には別に?」
市松が起ちかけると、
「むむ。休息して、次の命を待て」
彼のうしろ姿は、見送られもしなかった。黒田、蜂須賀、その他の帷幕と、彼は何か凝議中である。それはみな小声と小声に交わされているので、極く身近のもの以外には、何を相談しているのかわからなかった。
福島市松は、おもしろくない。隊を解いて、部下へも、休めを令し、自分は空いている幕へ入って、ごろりと寝ていた。
幕の蔭で、虎之助の声がする。ざわざわと、大勢して何か行動の準備中らしい。市松は、幕のすそを揚げてのぞきこんだ。
「於虎。どこへ行くのだ?」
城乗り一番
虎之助は具足の緒をむすんでいた。彼もことし二十二の若者とはなっている。市松と同様に、三木城攻略、そのほかにおいて、初陣もすみ、一かどの働きもしていた。
総じて、ここ五年にわたる中国陣は、秀吉の子飼の小姓、或いは、家中の子弟などの、武将の雛鳥たちにとっては、絶好なる実戦の練習場となったことは、次の時代を負って出た人材の多くが、まだこの頃には、みな年少十六、七歳から二十歳だい