후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
しんしょたいこうき
新書太閤記
吉川 英治
吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면
とはいえ勿論ふたりとも、ただ見ればただの町人ではあった。
ひとたび信長が泊まると、寺も単なる寺ではなくなってしまう。二十九日の夜以来、本能寺の惣門は、車駕輻輳して、出入りの諸人の雑鬧は驚くべきものであった。
まさに、今この人の一謁を得ることは、天下の大事でもあるようなふうだった。そして信長の一顧の言、或いは一笑にでも触れて退がれば、献物の珍器宝什や美酒佳肴の百倍千倍にも値いするものを獲たような歓びを抱いてみな帰り去るのである。いわゆる御威光というものだろうか、人界に稀な人として自然に寄る徳望というものだろうか。いずれにせよ、不思議なばかり奕々たる人気の彩霞が、本能寺の惣門から甍にまで棚曳いているのは事実である。夜霧へ映え射すそこからの天明りは、尿小路の裏町からも仰がれるほどだった。
またこの両三日中の訪問者には、京都の名だたる貴紳を網羅しているといってよい。菊亭晴季を始め、徳大寺、飛鳥井、鷹司の諸卿。また九条、一条、二条の諸家も訪れ、きょう朔日の午頃には近衛前久夫妻がおそろいで見えた。これはだいぶ長時間いて戻ったが、その間にも聖護院の門跡、諸山の僧、都下の富豪や諸職の名ある人々など、個人または公人として出入の絶え間もなかった。