일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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しんしょたいこうき

新書太閤記

吉川 英治

吉川 英治의 新書太閤記(しんしょたいこうき)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 200,903자 · 400화면

아오조라 문고

そうした若々しい生命のかたまりを眺めない日はものさびしい。

かがなえば、この中国へ一司令官として軍務について以来、五年にわたる長い戦陣生活であった。上月城、三木城、その他、各地の転戦苦闘は言語に絶えるものがあった。戦いの困苦や危険のほか、主将としての精神的苦境にも幾たびとなく遭った。

あの気むずかしい信長へ遠くから仕えて、つねに三軍のうちにその主君在るかのごとく慎み、信長をして、満足させ、安心させておくだけでも、容易なる気苦労ではない。

いわんや、信長の周囲、味方の諸将のうちにすら、彼の出頭を、余り快しとしない、幾多の人間的内争もあるにおいてはである。

しかし、秀吉は、

――ありがたい。

と、この五年間のあらゆる艱難にたいして、朝、太陽を拝むときの、あの心のままで、感謝していた。

こんな試煉は、求めて得られるものではない。そも、いかなる思し召があって、天はかかる百難また百難をこの身に与えて下されつつあるのかを、ひとり考えることもあった。

ひいてはなお。

生れつき余り丈夫でもない肉体なのに、この矮短な一小躯をもっても、それに剋って来られただけの意志を作っておいてくれた幼少時の貧苦と、世路の逆境にも、沁々ありがたさを思う日もあった。