후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
わせだだいがく
早稲田大学
尾崎 士郎
尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면
岩橋勘山が楽屋からとびだしてきたときには、「革新団」と書いた高張提灯を、先頭にした学生の渦が、どよめくような唸りを立てて、山吹町の通りを右に、学校の方角に向って動きだしていた。その晩、政治家を代表する校友として、単身、早稲田劇場へ乗込んできた三木武吉から、岩橋は今夜だけは学生に不穏な行動がないようにということを繰返えし懇願されていた。三木は議会の内部に、天才的な野次で声名を保っている雄弁会出身の青年政治家だったが、彼は激昂した学生たちを支配する群集心理の動きを極端におそれていた。ことによると、彼等は大隈侯邸を襲撃するかも知れないし、そんな事態がもし発生したとすれば、万一を警戒して侯爵邸に待機している警官隊と正面衝突するようになることは当然の勢いであろう(当時の方面監察官であった正力松太郎は、予め形勢の動きに備えて、三百人の武装警官を侯爵邸内に張り込ませていた)。
「老侯は今、病気なのだ、――これ以上心労をかけるに忍びぬ、岩橋君、僕は高田派を代表して来たんじゃない、個人的立場において君の情誼に訴えるのだ」。
傲岸不屈をもって聞えている三木武吉は、頼む、といって岩橋の前へ頭を下げた。