일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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わせだだいがく

早稲田大学

尾崎 士郎

尾崎 士郎의 早稲田大学(わせだだいがく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 112,204자 · 220화면

아오조라 문고

それ故、伊藤は黒田を招いてしばしば大隈に対する辞職勧告を迫ったが、政治的系統においては、薩長勢力の重大なる一要素であった黒田は、組閣当時、自ら大隈を訪ねて、多言を弄せず、「大隈はん、何事もよかごと頼みますぞ」といった言葉を弊履のごとく捨て去る男ではなかった。

身に迫る危険を自覚しながら、孤立無援の環境の中にあって、国内の混乱を前に動揺する色もなく、予定の計画どおり、諸外国に対して着々と交渉を進めていた大隈に対して黒田は彼一流の野放図な態度で声援をあたえた。

「大隈はん、わしがおりますぞ、おはんと約束したことは忘れやせん、勇気をもってやりなはれ」。

政策も抱負も、今や内閣の運命さえも黒田にとっては物の数でもない。彼は生れながらにしてそういう男であり、単純直截、唯、大隈に対する然諾をまもることにのみ汲々としていた。しかし、閣僚の多くは彼の先輩であって、黒田ひとりがいかに大隈を支えようとしても、もはや彼の力の及ぶところではない。

民間反対派の中核体ともいうべき、大同協和会、大同倶楽部、保守中正党、日本倶楽部、玄洋社の五団体が蹶起して、全国的な大運動を開始したのは、それからまもなくである。