후리가나로 읽는 일본 고전
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とうきょうじんのだらくじだい
東京人の堕落時代
杉山 萠円
杉山 萠円의 東京人の堕落時代(とうきょうじんのだらくじだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,226자 · 247화면
東京の名に於て踏み潰された日本の面目
にまでたたき潰されてしまった。あとには唯浅ましい本能だけが生き残って、大正十三年以降の大堕落時代を作ったのであった。
これは日本人として――殊に文化という事に就て考える人達が、特にその眼を見開いて、徹底的に観察せねばならぬ大きな出来事であろうと思う。
大正十二年の夏まで、日本を背負って立つ意気を示しているかのように見えた江戸ッ子の、現在の屁古垂れ加減を見よ。
そうして、これに取って代った新東京人の風俗のだらしなさ加減を見よ。
その武威に、その文化に、東洋の新興民族として、全世界の眼を瞭らした日本人の化の皮は、その首都の名に於て、美事に引っ剥がされてしまったのであった。
彼等東京人の云う忠君愛国、勤倹尚武、仁義道徳は皆虚偽であった。
彼等東京人の持つ外国文化の驚くべき吸収力、その不可思議な消化力、並びにその文化方面の宣伝力……それ等は只一時の上辷りのカブレに過ぎなかった。
彼等東京人は文化民族としての日本人の価値を、真実の意味で代表していたものではなかった。
彼等東京人が真実に模倣し得るものは、只外国文化の堕落した方面のみであった。彼等が本当に持っているものは、唯浅ましい本能だけであった。