일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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とうきょうじんのだらくじだい

東京人の堕落時代

杉山 萠円

杉山 萠円의 東京人の堕落時代(とうきょうじんのだらくじだい)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 123,226자 · 247화면

아오조라 문고

平民主義と風紀頽廃

おさし合いがあったら御免なさい。

平民主義と風紀頽廃

東京の上流人士が男女を通じてかように次第に堕落して行く原因の中に、今一つ記者の注意を惹いたものがある。それは古い言葉ではあるがデモクラシー世界の実現である。

学生の鳥打帽――軍人の平服の事は前に書いた。畏きあたりの御事は申すも畏し、一般の華族と富豪とかいう者は、元来非常に見識を貴ぶものであるが、それが今では頽れて来た。平民的になって来た。

これはまことに結構な事であるが、一方から見るとあまり面白くないことがないでもない。

見識を取るとか威張るとかいう事は、一面、家内万事を儀式張らせる事で、殊に家柄を重んずる華族とか、家風を八釜しく云う町人とかは、こうして家風の取締をしたものであった。そのために深窓に育った子女達は、非常にその世間を狭められると同時に、堕落の機会をも亦甚だしく狭められていたのである。

デモクラシーと名づくる春風は、次第にこの善良なる美風を吹き破り始めたのであった。某華族や某富豪の家庭の素っ破抜き記事が、次から次へと新聞を賑わした。デモクラ式男女関係を作る事が、新人の使命であるかのように思わるるに到った。